川に携わった1日
最近とっても気になっていた和くら前の川藻。
夏の暑さでしっかり栄養をとった藻が、水面まで育ってくるこの季節。
毎年、川藻を除く作業をしないといけません。
毎日いい景色を見せていただいている川ですから、
これは当然、川沿いに住むそれぞれの家の担当です。
川の中まで入って、父と二人で藻とり。
コツは、思い切って両手を下までつっこみ、藻を抱き寄せるようにし、
腕にクルクルっと巻き込みます。
それだけで、持てないくらいの藻がとれます。
「あっちもですよ、そこもそこも」と父に言っていると、
「君は別府の温泉だ」
「え?」
「ゆ~ばっかり」(言うばかり→湯ばかり)
なるほど。座布団一枚。
お昼からは、「筑後川写真コンテスト」の会場、「くるメウス」へ。
筑後川を愛してやまないみんなによる、写真コンテストの審査会でした。
僕は、三隈川の写真ばかり投票するという、かなり地元贔屓の審査員でした。
鵜飼い、菜の花、桜や釣り人などの、おだやかな楽しい写真とは対称的に、
ゴミの溜まった川で縮こまる鴨の家族、氾濫し荒れる筑後川、冷蔵庫や
テレビ、自転車など産廃物が流れ着いた台風後の筑後川一画など、
厳しい現実をつきつける写真も多くあり、考えさせられるものでした。
人間の仕業です。ならば人間が変わっていかないといけません。
時代は変化しています。今までは許されたものも、
相手に限界がきていることを気付かないといけません。
僕も、人として使命をもたなければなりません。
まずできる何か。
筑後川、耳納連山に沈む夕陽がとてもきれいでした。