小鹿田焼民陶祭

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10月14日(土)、15日(日)と小鹿田(おんた)焼民陶祭がありました。

和くらも愛用の小鹿田焼。

特にお肉の時に使われている大皿は、和くらオーナーの後藤家が、
明治時代より「ヤマキチ」という屋号で林業を家業としていた頃に
自宅で使われていたものですので、ずっしり重い年代物です。

18年も使っていると欠けやひびがあり、一部はオーナーに
金継ぎをお願いしているところです。
(ちなみにうちのオーナー、有難いことに金継ぎのプロなんです!
うるしで接着し、その表面を金で装飾する日本文化の美の技法ですが、
”侘びさび”の心や、日本人のモノを大切に扱い、再生させる精神、素晴らしいです。
これについてはまたいつかお話させていただきたいと思います。)

さて、小鹿田焼民陶祭。
例年通り「山乃そば茶屋」でおそばを食べて、
上からツラツラと目を楽しませました。茶寮の小物スペースに飾るお皿もゲット。
次の火入れは12月。今お願いしようとしている和くらオリジナル物をそろそろ固めないと。

伝統を守り続けることの大切さを小鹿田に行くといつも学ばされます。
「伝統」というと、かたくなになって守り続けていると思ってしまいますが、
気負うことも媚びることもなく、とても自然な流れの中で描かれていくものなのだと。

帰り道、稲刈り後の、稲藁が燃える独特の香りが車中にはいってきました。
夕陽にたなびく白い煙は「のどかさ」の象徴に他なりません。
色づいた柿とたなびく煙。秋の収穫をやっと終えたこの時期、
なんとなーく淋しくなる、ある日の僕です。

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