和くらの川端、ただいま工事中です。
大正6年に建てられたこの蔵も、
80年も経てば、いろいろと故障もでてきておりまして。
今回の工事は、蔵を支える柱をまるごと新しい柱に換える作業と、
元通りの「ドイツ壁」に仕上げる作業なんです。
「ドイツ壁」とは、おもに明治からの洋風建築物に使われたそうです。
塗り壁の仕上げの一種で、凹凸が粗く重厚な仕上がりになる塗り方みたいです。
材料の一部をドイツから輸入していたから、そういう名前になったそうです。
左官職人さんが丁寧にコテ塗りで仕上げた壁は、一生ものだと、左官さんはおっしゃっていました。
昔の建物ってすごいなぁ。
工事がおこなわれる度に、左官さんや、工事関係者の方々との話は、
この先も、大事にしていかないといけない、と責任を感じます。